どうやら、本人格の凹み具合は治ったようだ。
先日の戦闘で全然貢献できず、相当凹みまくってたんだが。
今日はそうでもない模様。魔力の流れを調整してみたのが功を奏したらしい。
つっても、二戦目は足を折られてあんまりだったようだけどね。
一戦目でいい感じに思いっきり得物を振り回せたお陰で、まだ良いようさ。
今後もこの調整は続けていかねぇと。
それに、万一の時の為に、と言うことで、俺らも回復魔法を使うことに…
つまり、”身体”維持保守の為だけに魔力を使えばいいってわけじゃなくなったんで
他にも調整できるところは調整して――食事とか睡眠で補えっかな?
――過分をださねぇと。
こっちの大陸の魔法使うのは初めてだしさ。
元々戦士タイプとして創ってあるし、応急処置が出来ればいいって程度の
期待だろうとは思っちゃ居るが。『天使』であることを辞めた後で
癒しを求められるたぁ、皮肉っちゃ皮肉さね(苦笑)
さて、あとは…
(…椰子? 何をぶつぶつ言ってるの、集中できないんだけど)
『…あぁ? 悪ぃ、色々調整しなきゃならねぇ事を纏めようと思ってさ』
(ふぅん…、まぁいいけど。もうちょっと静かにお願い、計算できない)
了解、と苦笑交じりに本人格に返す。
俺らの思考は、一応それぞれがそれぞれで持っている。
脳は一つだから、普通に考えたらお互いの思考が筒抜けになりそうなもんだが
不思議とそれは無い…、んだけども。
表に出ている時の「声に出す」ような感覚で思考したり、特に聞こうと
集中した時には、相手の思考が声のように聞こえるんだよな。
特に「聞く」事に関しては、本人格は俺より聡いらしい。
厄介なことd…っと、これも余り考えると聞こえちまうな(苦笑
本人格は何をやって、って、ああ、全員の荷物のチェックと整頓か。
結局、奴はああいう補佐的なことには向いてた、ってわけか…て、それは昔の話。
俺は兎に角、内部メンテナンスをこなさねぇと。
こりゃ、暫く表には出れそうにねぇやw;
