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幕間:色とりどりの

「こんにちわ、『風』(フウ)です。
 ご注文の花をお届けに参りましたー」

続き
アストローナ大陸はディアス帝国、帝都ディアス。
その西区にある『風』というこじんまりとした一軒の花屋。
ヨクト…というよりはスーシャが懇意にしているというそこで
住み込みで働き始めてから暫く経つ。

あれから…旅を終えてから、私は身の振りを色々と考えた。
再度冒険者として旅に出るのも悪くはなかったけれど、
人の世界にもっと慣れた方が良いんじゃないかって、そんな気がして。
考えてみたら旅をして生きていくだけの能力は存分にあっても
極普通の…働いて糧を得て生活する、という事をした事がない。
フロゥに言わせれば「社会経験と人生経験が少ない」に繋がる部分。

確かに、経験の無さは際立っているかも。
冒険者としてならそこそこ経験を積んでいるけれど、それだけ。
旅で知り合った人たちと話していてもそういう気がヒシヒシとしていたし…

だから、人の世界で働く事を選んだ。
その話をヨクトに告げたらば、だったら、と、紹介してくれたのがこのお店。
おばさんが一人で切り盛りしていて、時々スーシャが配達の
手伝いをしていたのだという。彼女達は便利屋の仕事もあって
中々手伝いにいけないし、接客業なら色々鍛えられるだろう、と。

店長は今まで一人で切り盛りしていた分、はきはきしてて
面倒見もいい方で。お客さんも無茶を言う人は殆ど居ないし、
鍛えられるような感覚は全然無い。刺激は勿論あるけどね。

「只今戻りました」
「あ、クーちゃん、いいところに。急な配達が入っちゃって。
 戻ってきて直ぐで悪いんだけど、お願いできる?」
「勿論です」

今まで店長一人で、配達を滅多に請け負わなかったからなのか
最近は良く配達の依頼が来る。

「それじゃあ、これがお届け先の住所。こちらがご注文の花束。
 よろしくおねがいね」
「はい。行って来ます。フロゥ、お店の手伝いよろしくね」
「誰にモノを言ってるのよ。こっちは店長と私で大丈夫。
 さっさと行ってきなさい。戻ってきたらお茶にするって」

遣り取りに店長がころころと笑いながら頷く。
最初はフロゥに驚かれていたけれど、今ではすっかり仲がいい。
「妖精の居る花屋なんて素敵!」とは店長の言。
フロゥの方も満更ではないらしく、小さな身体に花を抱えて
手伝っている姿は何とも微笑ましい。 …黙っていれば、だが。

ともあれ、どちらが店長なのかわからないフロゥの態度に
苦笑しつつ。行って来ます、と、再度店を出た。


+++++
……うーん。

ダスクが街で働くってのは、前期終了した直後にふっと閃いてて。
どんなお店で働いてるのかなと考えた時に小さな花屋がぽんっと。
ご近所から愛されてるような、知る人ぞ知る、いい花を扱うお店。

スーシャがこのお店に出入りするようになったのは、某教会の
北の庭に植える苗やら種やら探したせい、って事にしてます。
…便利屋の仕事の他に菜園やって花屋の手伝いやって…?
何やってんだか!w

しっかし5期っ子の登場まで書こうと思ったのに…
絵も超ラフのままだし;
登場までもう暫くお待ちください(爆

コメント一覧

「おねーさんみたいに可憐できれーな花を1輪頼むぜー」

娘の知り合いとも知らず、どこかの軽い男が来るかもしれませんねぇ…ディアスなら(ぁ
店先で「1輪でじゅーぶん。俺にとっての花もなー」などと会ったばかりの人に惚気出すかもしれません。気をつけて!(何

というわけで今期もよろしくお願いします。以上(ぇぇ

「え、一輪…ですか?」

一本ではなくて? と問い返して、思いっきり惚気を展開される光景まで妄想完了です(爆
そっか、ディアスは事務所がありますもんね。そういう可能性も無きにしも?
後でそんな話を聞いて「あぁ…誰だか凄いわかった」と、ヨクトが苦笑しそうですw

はい、こちらこそ今期もよろしくお願いしますー!!
ちょっと変な人(ぇ)がPTに居ますので、絡めそうなら絡んでやってください。
もしくは見てケタケタ笑って…もらえるレベルになるといいな!(何