漂風的雑記帳-似非絵師を自称するモノが徒然に書いてる雑記帳。
2026/2 ≪ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 ≫
「こんにちわ、『風』(フウ)です。 ご注文の花をお届けに参りましたー」
続きを読む
机の上に並ぶ色も形も様々な瓶瓶瓶……
しかもまだあるのか、彼はどこからともなく次々と持ってくる。1ダースなんて数分前にとっくに突破してしまった。
「ちょっと…幾らなんでも多すぎやしません?」
「ふぁー…眠ぃ」「あんな時間まで起きているからです」「…仕方ないだろ。奴がどーしても、ってんだから」
大欠伸をしながらリビングに行けばディドからのツッコミ。此処最近恒例と化しつつある朝の遣り取りに、今日の言い訳を沿えて眠気覚ましの珈琲を淹れる。
意識を沈める。深く、深く―――――
眠りではない。意識的に内へ内へと潜る。己が内側にある、冥府の闇に達する為に。
「故郷に戻るんだって?」
居候たる少年が席を外している隙に、家主たる青年は彼のペット…もとい、家族である二人に問うた。