「…で、こいつ中に入れたって訳か?」
「はい…困っていらっしゃったようでしたので」
余りにもカーシャにそぐわない格好の青年と己の使い魔である少年を交互に見る。
諸々の事情でアトリエに丸一日以上篭り、そのまま転移を用いて依頼主の所へ行き。
無事納品を済ませてアトリエから出てみれば、使い魔達以外の見慣れない顔。
人当たりの良さそうな青年…という印象のその人物は浅黒い肌に相反するような
上から下まで白い装束。そして独特なアイメイク。
翼人の記憶が正しければ、この装束と化粧の仕方は異邦の砂漠の民のものだ。
(何で砂漠の民がこんなとこに居る?)
