「―――――………。」
ふうっと、水底から水面へ浮上するような感覚。
自然に目が覚めたような、そんな感じ…だけど、真っ暗。
あれ…此処は何処だっけ?
『…お? ようやく気が付いたさ?』
何処からともなくヤシースの声がする。次いで、ようやくお目覚めさね、と椰子が誰かに話す声が聞こえ――え?
「―――――………。」
ふうっと、水底から水面へ浮上するような感覚。
自然に目が覚めたような、そんな感じ…だけど、真っ暗。
あれ…此処は何処だっけ?
『…お? ようやく気が付いたさ?』
何処からともなくヤシースの声がする。次いで、ようやくお目覚めさね、と椰子が誰かに話す声が聞こえ――え?
どうやら、本人格の凹み具合は治ったようだ。
先日の戦闘で全然貢献できず、相当凹みまくってたんだが。
今日はそうでもない模様。魔力の流れを調整してみたのが功を奏したらしい。
つっても、二戦目は足を折られてあんまりだったようだけどね。
一戦目でいい感じに思いっきり得物を振り回せたお陰で、まだ良いようさ。
今後もこの調整は続けていかねぇと。
ディアスの街、出会いの宿。
冒険者としての登録を済ませた後、誰かと組みたいのなら、ということで
紹介してもらった人たちと待ち合わせている場所は結構な人手で賑わっていた。
街自体、割と活気があるなと思っていたが、たった一つの宿でこれは中々凄い。
故国と慕っていたあの国の最盛期より、人が居るんじゃなかろうか。
『国より街の方が人が多いって、それはそれでスゲェさね』
(…だね。世界が違うとホント違うよ…。
さて、この人たちはもう来てるのかな…?)