「これ、ヨクトが作ったんでしょ?」
コトリ。
小さくも確と自身を主張するようなその音をたてたのは少しくすんだ銀の輪
――というには形状は環ではなく、一部に切れ目が入ってCの形をしていたが――2つ。
「…、」
思いもかけない品を差し出され、翼人は小さく息を呑んだ。
「これ、ヨクトが作ったんでしょ?」
コトリ。
小さくも確と自身を主張するようなその音をたてたのは少しくすんだ銀の輪
――というには形状は環ではなく、一部に切れ目が入ってCの形をしていたが――2つ。
「…、」
思いもかけない品を差し出され、翼人は小さく息を呑んだ。
「…とまあ、こんなところかね。確証のない話だが、そう外れてもいないと思う」
すっかり冷めてしまった茶で喉を潤して、青年は深く息を吐いた。
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