備え付けの照明を落としてランプを灯すと、ほんのりとした光が辺りを照らす。
闇を追い払うような強い光ではなく、共存するような柔らかな光…
クリスマスカラーだとされる緑と赤のリボンで作られた螺旋模様が
くるくると廻り、光に微妙な抑揚をつけているのが尚良い感じ。
これがお手製だというのだから、レンさんの器用さには驚くばかりだ。
「綺麗ね…」
備え付けの照明を落としてランプを灯すと、ほんのりとした光が辺りを照らす。
闇を追い払うような強い光ではなく、共存するような柔らかな光…
クリスマスカラーだとされる緑と赤のリボンで作られた螺旋模様が
くるくると廻り、光に微妙な抑揚をつけているのが尚良い感じ。
これがお手製だというのだから、レンさんの器用さには驚くばかりだ。
「綺麗ね…」
縁日に遊びに行った翌日。
珍しくナセルさんは早起きして、朝からどこかにお出かけ…して、夕方になって漸く帰宅。
「ただいまー!ヨクトー!はい、おみやげっ」
そういうナセルさんの両手には一杯の紫の花。
その中から主人に一束―――と言っても、結構な量の花を分けて渡す。
その動作で、より強い香りが僕の嗅覚を刺激して、ちょっとくしゃみが出そうになる。
…今はヒトレベルまで落としてるんだけど。
これで強い匂いだと思うんだから、相当の香りって事だろう。
そのまま上機嫌で自分の部屋へ去っていくナセルさんを見送ってから、主人に問う。
「それ…ラベンダー、でしたっけ?」
「ああ。ま、ナセルにしちゃマトモな土産だな。イディア、後でポプリにすると良いぞ」
「うん♪」
主人のナセルさんに対する認識もどうかと思うけど。
けれどまぁ、まともなのは事実ですしね…